餃子を作るたびに思い出す

マルモの餃子の皮で夕食用の餃子を作る度にコロンビアのボゴタ(現在サンタデボゴタ)に駐在員として日本を離れ、私たち家族は初めて海外生活を経験した当時の苦労が思い出されます。コロンビアは日本食が殆ど無く、味噌/醤油/子供のお菓子など信じられない量を船便で送りましたが、なま物は無理、そして日本からの来客の為、日本食をご馳走するのが、私の仕事でもありました。餃子はどんな方でも、年齢関係なく、喜んで頂けるので必ずといってお出しするものなのですが、前もって皮を作る事からはじまります。そうです。日本のように皮が売っているわけではないのです。皮を前もって作ると必ずといって息子(当時3歳)が参加し始めて、花さか爺さんのように粉を撒き散らしてくれちゃって大変!でも機嫌よくしていてくれるので製麺器で麺帯をのばして、コップで丸くくりぬくまで私は集中して100枚くらい作って用意するのです。その後の掃除はそれはそれは大変。この製麺器は本当によく利用しました。ラーメンも作っていました。改めて日本では食品が山ほどあって、気が付きませんが、無い国に行くと本当に有難い国だと感じます。